キノフロニカ
 
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掛け合い作品

ABOUT KINOKHRONIKA

STORY

「人を好きだと、感じるときの、全身を包む快感、暖かな指の振え。
オウルに対してはそれがいつもある。消える事が無い。
オウルが其処に居るだけで、わたしは完璧に満たされる」

ヴィオナとオウル、二人は海の近くで暮らしている。
二人はお互いを必要とし、生きている。
だけれど、彼らは永遠を手に入れる事は出来ない。
平行線上に只、進むだけの、二人の愛の話。

【原作】 漆原友紀(アフタヌーンKC 「フィラメント」収録)

※このサウンドドラマは一人掛け合い作品です。

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MATERIAL


音楽提供 : 続・お地球見の丘より。

COMMENT

とても大好きな作品を、私の感じたままに音にしました。
以下は改装前に「公開について」というテキストで掲載していた文章です。

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まず、この作品の原作の生みの親である「漆原友紀」先生にお礼を申し上げます。
「Mar・man」との出会い。
それは現在発行されているより前に出版された「バイオ・ルミネッセンス」ででした。

「蟲師」に出会ってから暫く。
当時「バイオ・ルミネッセンス」は既に絶版しており、
私は無理に在庫のある書店からこの本を取り寄せました。

「バイオ・ルミネッセンス」は素晴らしい本でした。
そして、その中に収められていた「Mar・man」。
収められていた短編の内この一話だけ、恋愛を扱った所謂「少女漫画」でした。
ヴィオナとオウルの、決して結ばれる事の無い平行線の恋愛。
そして、その静かな二人の纏う空気。
私は何故か其れにひどく惹かれました。
そして「Mar・man」は、この本の中でも一等好きな作品になりました。

そして時間が過ぎて行き、つい先日、本屋で「フィラメント」を見付けました。
久しぶりに「Mar・man」を読み、私はやはりこの作品が好きだと思いました。
幼い頃読んだ絵本を思い出して大人が幸せに浸る様に「Mar・man」は私を幸せにしてくれました。

そこで私は、今回このような事を思いついたのです。
大好きな作品だからこそ、全てを自分で演じました。
子供が声を出して大好きなお話を読むように、
私は「Mar・man」への想いを込めヴィオナ達を演じました。

これを聴いて、「良かった」と思ってくれる人が居たなら、
是非、「フィラメント」を読んで見てください。

最後になりますが、
ぴったりの音楽を提供して頂いている「お地球見の丘より。」様にもお礼申し上げます。


「Mar・man」への、愛を込めて。
2004/10 suzuka